WordPressをFileZillaとphpMyAdminでバックアップ で本番サーバからデータベースのバックアップをしました。ローカル環境の場合は、環境の制約がそれほど厳しくないのでブラウザ通さなくてもMySQLクライアントソフトでデータを取り込めばいいのですが、ホスティングサーバから別のホスティングサーバへの引越しも考慮して、今回はphpMyAdminで取り込みます。
※SQLをインポートしただけでは引越し作業は完了しません。本番サーバとローカルサーバの環境違い(ドメイン)などの置換処理が必要です。次回以降の記事にします。
※まだ引越し先のデータベースを作成されていない場合は、引越し先のデータベースを準備する を参考にしてください。
phpMyAdminにログインし、タブの「データベース」をクリックします。そしてデータをインポートしたいデータベースを選択します。今回は “new_database” にインポートします。
タブの「インポート」をクリックします。念のため、カレントデータベースが正しいか確認します。
- ファイル選択
インポートしたいSQL形式のファイルを選択します。 - ファイルの文字セット
WordPressのデータならば、基本utf8です。utf8 を選択します。 - インポートするファイルの形式
SQL を選択します。
後はデフォルトで「実行する」ボタンをクリックするとインポートが開始します。
無事にインポートできたことを確認して終了です。
ホスティングサーバに標準でインストールされている phpMyAdmin ですが、インポートするファイルの容量制限があります。 (最長: 2,048KiB) なんてことも。運用していくとデータがどんどん大きくなっていき容量制限を超えてしまうことも多々あります。さらに困ったことにホスティングサーバが準備した phpMyAdmin は設定が変更できないことが大半!
ってことで自分で phpMyAdmin を設置してインポートする方法をみていきます。
phpMyAdmin のダウンロードページ にアクセスします。バージョン、言語、圧縮形式の組み合わせのファイルが準備されてますので、選択してダウンロードします。自分は phpMyAdmin-4.2.11-all-languages.zip にしました。
ファイルと解凍してドキュメントルート以下に設置します。
ファイルをどこに設置するかはXAMPPやMAPPなどの開発環境や設定よって異なります。とりあえず、わからなければ
ドキュメントルート
というキーワードで調べればそれなりの情報が出てくるのではと思います。
上記図の例では、”phpMyAdmin” というフォルダを作って設置しています。http://xxxx/phpMyAdmin/ のURLでサイトへアクセスします。XAMPPやMAMPの場合、デフォルトのままなら “htdocs” というフォルダがあると思うのでそこがドキュメントルートです。
phpMyAdmin のファイルの中に、config.sample.inc.php があります。このファイルをコピーまたはファイル名変更して config.inc.php を作ります。
- $cfg[‘Servers’][$i][‘host’]
WordPressの wp-config.php >> define(‘DB_HOST’, ‘hogehoge’); と同じホスト名で構いません。 - $cfg[‘UploadDir’]
アップロードをするファイルを置くフォルダー名です。何でも構いません。自分は $cfg[‘UploadDir’]=’./upload’;
にしました。
$cfg[‘UploadDir’] で指定したフォルダに アップロードしたいファイルを置きます。
phpMyAdmin にログインします。ユーザ名とパスワードは、 wp-config.php の DB_USER と DB_PASSWORD で構いません。
$cfg[‘UploadDir’]を指定しファイルがあれば、ウェブサーバ上のアップロードディレクトリ 欄が現れます。ファイルを選択して実行します。ファイルのアップロード自体はブラウザを通して行わないので、ファイル制限にはひっかかりません。ホスティングサーバなどではFTPを先にファイルをアップロードし、phpMyAdmin を通してデータベースを取り込む流れになります。
無事にインポートできたことを確認して終了です。
自分で設置した phpMyAdmin は終わったら削除します。セキュリテリ上、残しておくと良くありません。必要なときだけ設置し、終われば削除しておきます。
[WordPressの引越し 関連記事]